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2011-02-21

福岡空港に撮りに行った(2)

  国際線ターミナルにも、展望デッキは有ります。 こちらは国内線第二ターミナルの展望デッキよりもガラスの状態が悪く、更に画がぼやけます。

 それでもまだ、ターミナルから余り距離が離れていない機体はまだマシです。スポットに入っている機体とか、プッシュバックされてエプロンから誘導路へ向かう機体ではそこまで輪郭がぼやけるのも酷くは有りません。
9V-STD
 シンガポール航空のA330。 Nikon D700, AFED80-200 f/2.8S 80mmにて。
HS-TEL
 タイ国際航空のA330。 タイ国際航空はスターアライアンスのメンバー。 シンガポール航空などスターアライアンス加盟各社に対する地上支援は基本的に全日空が行っているようだが、この福岡-バンコック便は日本航空とのコードシェア便であるため、JALがトーイングなどの支援を行っている。
Nikon D700, AFED80-200 f/2.8S 86mmにて。
VN-A311
 スポットを出たベトナム航空のA320。 Nikon D700, AFED80-200 f/2.8S 200mmにて。
VN-A311
 目の前をタキシングしていく。 Nikon D2Xs, AFED80-200 f/2.8S 100mm, 換算150mm相当。
HL7702
 大韓航空のA330。 Nikon D2Xs, AFED80-200 f/2.8S 80mm, 換算120mm相当。
大まかに言うとスポット~エプロンの機体については80mmから200mmも有れば十分。ブリッジに繋がっている機体ではより広角側が欲しい事を考えるとDXフォーマットのカメラで24-120mm(換算36-180mm)が一番使いでが有るのではなかろうか。
 さて、滑走路上の機体。 目の前真っ正面の角度だと厚いガラスによる歪みも最小限となる。 機体が斜めになるにつれ、ガラスによる歪み・滲み・ボケが酷く成る。
B-6585
 中国東方航空(MU)のA320。Nikon D2Xs, AFED300 f/4S, 換算450mm相当。
JA713A
 全日空のB777。 Nikon D2Xs, AFED80-200 f/2.8S, 200mmにて。 換算300mm相当。 上のMUの写真と比べると機体が斜めでガラスに斜めに向いている分、より画が眠い感じ。
JA8271
 全日空のB767。 Nikon D700, AFED80-200 f/2.8S, 200mm。
 離陸や着陸で、機体がデッキから遠い所にあり、斜めにガラスを見通す形になると、どんどん画が眠くなる。
JA772J
 日本航空のB777。 Nikon D2Xs, AFED300 f/4S。 換算450mm相当。
JA15AN
 全日空のB737。 Nikon D2Xs, AFED300 f/4S。 換算450mm相当。
B-18351
台湾、中華航空のA330。 Nikon D2Xs, AFED300 f/4S。 換算450mm相当。
9V-STD
 シンガポール航空のA330も出発。 Nikon D2Xs, AFED300 f/4S。
JA8965
 全日空の残り少なくなったB747。 Nikon D2Xs, AFED80-200 f/2.8S, 160mm。 換算240mm相当。
HL7702
大韓航空のA330。 Nikon D2Xs, AFED300 f/4S。 換算450mm相当。
N35236
 コンチネンタル航空のB737。 Nikon D2Xs, AFED300 f/4S。 換算450mm相当。
 ランウェイ16での離陸では、展望デッキから望むと離陸した瞬間に博多の森球技場などが背景に入って、福岡らしい画になるのですが、A330クラスの機体で400mm程度、B737等の小型機なら600程度が欲しい所。 しかしながら、展望デッキのガラス(しかも色つき)は汚れも酷いし分厚く歪んでいて、どうにもクリアーな画には成りません。
 300mmを付けてA330の離昇を狙った時は、D2のファインダーで機首がダブって見える程で、撮影後にかなりシャープネスを強調したりしてゴーストを消す必要が有りました。
 正直行って、この場所で離陸や着陸を撮るのは難しいですね。僕には無理です(´・ω・`)
失敗写真を沢山晒しましたけど、これを見てどこまで許容出来るか・・・・は各々ですね。

2011-02-20

福岡空港に撮りに行った(1)

 13日の日曜、前日からの雪に期待して福岡空港へ撮りに出向いた事は2月15日のエントリで触れた通り。
 ホームグラウンドとも言うべき熊本空港に比べると、福岡空港は撮り慣れないのでまだまだ試行錯語中な訳ですが、経験を蓄積すべく拙劣な写真を晒しながら反省点など記してみようかと。
 13日に最初に向かったのは国内線第二ターミナルの展望デッキ。
ここは目の前にずらりとブリッジが並んでいて多くの飛行機が駐機しており、それらが順次誘導路、滑走路へ向かい滑走、離陸したり着陸するのを見る事が出来る。 福岡空港はトラフィックも比較的多いので離着陸を眺めていると退屈する事はそんなに無いとも思う。 佐賀空港は飛行機が居ない時間が長いもんね(汗
 午前中はランウェイ16(RW16)の利用が多いので、ターミナルから見ると右の海側から着陸機が進入、離陸機は右手の滑走路の端から左へ向かって遠ざかっていく様に見える。 スポットに入っている機体、プッシュバックされ誘導路へ向かう機体などは24-120クラスのズームレンズが便利。
機体の除雪作業
  機体に付着した雪や氷を除去。 展望デッキから300mmだとスポットの機体ではこんなアップも可。
Nikon D700, AFED300mm f/4.0S
Boeing 777-200 (777-281) JA702A
 離陸滑走、機首を持ち上げたB777。80-200mmズームをD2Xsで使用、116mmなので、フィルムカメラでは174mm相当。背景の背振の山々にはうっすらと雪が被さってます。
Boeing 737-500 (737-54K) JA8596 and JA303K
 誘導路を滑走路端へ向かうB737。 D2Xsで100mm、換算150mm相当。
Embraer ERJ-170 (ERJ-170-100 (ERJ-170STD)) JA02FJ
 フジドリームエアラインズのエンブラエル。D2Xsで170mm、換算255mm相当。
Boeing 747-400 (747-481(D)) JA8099
  誘導路から滑走路へ入ったB747-400。 116mmで換算174mm相当。 基本的に国内で見る事の出来る最大級の機体ですね。
Boeing 747-400 (747-481(D)) JA8099
 滑走を始めた所。 デッキを覆っているガラスの所為で、真正面から角度がつくにつれ機体の輪郭がぼやけて写ります。
Bombardier CRJ-200 (CL-600-2B19 Regional Jet CRJ-200ER) JA208J
 着陸進入中のCRJ。B737やA320に比べるとかなり小さい機体。 D2XsにAFED300mm f/4.0Sを装着。 換算450mm相当。
Airbus A320-200 (A320-211) JA8391
 全日空のA320。 熊本空港や佐賀空港でもおなじみの機体。 トラクターと人を画面に入れてちょっとジオラマ風の写真に。
D700にAFED80-200 f/2.8Sを付けて125mm位置で。 
Boeing 737-700 (737-781) JA15AN
 A320の向こうを着陸するエアーニッポンのB737。 このクラスの機体で200mmだと、単機を撮るとちょっと物足らない。 他の機体を絡めるなどしたい。
Boeing 737-800 (737-881) JA65AN
 手前、エアーニッポンのB737-800、少し大きい737。 滑走路上はこれから離陸するA320.。125mm位置。
Boeing 767-300 (767-381) JA601A
 これだけは場所が違って、第一ターミナルの待合室から見たB767。 フィルムカメラでは85mmに相当。
 とまあ、概ね、スポットから誘導路、滑走路端までの機体なら80-200mmのレンズで十分カバー出来るんじゃなかろうか。 着陸機を撮るのには300mmも有れば便利だけど、分厚いガラスに囲まれ解像も悪いので徒に長いレンズは取り回ししづらいと思う。
 RW16の着陸機でもほぼAPS-Cで300mmも有れば小型機でもまあ十分。 737クラスならフィルムの300相当で良好か。 離陸機は後追いの形になるのでもっと長いのが欲しいけど、揺らぎとか滲みとかの問題が有るかも。
 基本的に午前中は順光だし、午後もある程度遅く成るまでは斜光と考えて良いから、露出の点ではAEに任せて良いし難しく無いと思った。

2011-02-15

Good Bye 80-200, Hello VR70-200

 昨日は福岡空港へ出撃、JLのA300とかNHのBBJ(Boeing Business Jet)とかを見に行きました。

 土曜の夜にしっかり雪が降っていたので、周辺に雪が積もってたり、照り返しで機体下面が
明るく見えたりしないかと期待して行ったのですが、結果は全くの期待はずれ。

 AFED80-200 f/2.8Sをメインに使ったのですが、このレンズのAFの遅さ、MFへの切り替えの
煩わしさとMF時のピントリングの操作性の悪さ(重いのに、回転角が少なくクィックに過ぎる)に
少々閉口、更にはどうもフォーカス駆動のギアに遊びというか、ガタが大きく成って居るのかピン
トがまちまちになっている事から、代替えを決心。

(2月16日追記: 80-200/2.8の名誉の為に述べておくと、写りは凄く良いと思います。
そうでなければ20年も使い続け、D2XsやD700まで使い回したりしません。 発色や
解像はとても良く、コントラストも有り、こと順光~斜光で使う限りは最新のレンズにも
遜色ないと思います。 ただ、操作性とピントのガタに我慢が成らないのでありました。)

 このレンズはかれこれ20年程も使い続けて来た物で、外観もそれなりにボロボロになっている
し、最初期のAFレンズでDタイプにも成っていないので下取り価格なんてのは非常に低いのです
が、かといって手元に残しておいても使わないので思い切って下取りに出して
AF-S 70-200 f/2.8G VR IIに更新致しました。

AF-S 70-200 f/2.8G  VR2

 ヨメのEF70-200 f2.8L ISとのツーショット。

EF70-200 f/2.8L ISとのツーショット

  まあ、少し前から悶々と思い悩んで居ったのですが、今回ヨメが理解を示してくれた
お陰で踏ん切りが付きました。 これが私にとっての最大のバレンタインプレゼントかも
知れません(^o^)

2011-02-10

夜の佐賀空港

 昨日は仕事が終わってから佐賀空港へ寄ってきた。

 ターミナルから。 機体の影と誘導灯が面白かったので。

Airbus A320-200 JA8654

Airbus A320-200 JA8654
Nikon D700, AF-S24-120 f/3.5-5.6G
1/80, f4.5, ISO6400

 

エプロンからタキシーして滑走路へ向かう

Airbus A320-200 JA8654

Airbus A320-200 JA8654
Nikon D700, AF80-200 f/2.8S
1/15, f2.8, ISO6400, 露出補正-2/3


東京へ向け離陸

Airbus A320-200 JA8654

Airbus A320-200 JA8654
Nikon D700, AF80-200 f/2.8S
1/30, f2.8, ISO6400, 露出補正+2/3

 光量が無くシャッタースピードが稼げないので流し撮りで取ろうと試みた。おおよそ20年前の
旧タイプ80-200/2.8だけど、こういう時はf値の小さいレンズはファインダーで機体を確認しやすくて
良い。 ISO6400と、こういう状況でのAEによる露出歩止まりの良さは最近のデジカメならでは。

 最新のVRレンズを使えばもう少しピシッと留められるのかな?

2011-02-08

宮崎の冬の朝

宮崎の冬の朝
宮崎の冬の朝
Originally uploaded by maj.yas_okubo

 南国宮崎と言えども、冬は寒いし光も夏に比べれば柔らかい。

朝の日差しの柔らかな、でもまぶしい感じを出したくて木漏れ日でフレアーを入れてみた。

Nikon FA, AF28-70/3.5-4.5S, RVP-100
絞り優先AE, F5.6, 1/125

AF28-70/3.5-4.5Sと言うレンズは特殊硝子を使ったり研削非球面レンズを使ったりと
言った高級なレンズではなく、普及版の安価なレンズだけどコンパクトで必要十分な
焦点域、性能を備えた使い勝手の良いレンズだと思う。

 SタイプのAFレンズだけどピントリングも十分大きく取られて居てFAの様なMF機で
使っても特に不便を感じる様な事も無い。

2011-02-07

デジタル一眼をフィルムスキャナ代わりに使ってみる

航空ファン誌の1月号に書かれていた、スライドコピーアダプターとデジタル一眼を使ってフィルムをデュープする事によりスキャナ代わりに使うと言うのを、試しにやってみた。

使用したのはニコンのスライドコピーアダプターES-1とストリップフィルムホルダーFH-3。 D700ボディにAF Micro Nikkor 60/2.8S を取り付け、その先端にこれらを装着してフィルムを撮影する。

予想を裏切って、結構使えるのではなかろうか? でもスライドコピーアダプターにストリップフィルムを挿入して位置決めするのが結構面倒と言えば面倒。
D7W_5328
Nikon FA,  AFED 80-200 f/2.8S
中央部重点測光 シャッター速度優先AE 1/500  f8.0 EBX

2011年1月30日、熊本空港(Kumamoto Airport: KMJ) にて。 この機体は通常のB767と違い
昔の全日空の塗装を施している。 主に羽田-宮崎線と羽田-鹿児島線に投入される機体。
D7W_5329
Canon A-1, NewFD 80-200 f/4.0L
中央部重点測光 マニュアル露出 1/250 f6.7(f5.6半) RAP-F
スカイネットアジア航空機。 

1200万画素級のD700でフィルムをデュープして見た訳だが、EBXでは粒子の粒々が見えて解像感ではD700に明らかに劣る印象。 一方、RAP-Fでの撮影では粒子は見えない。

RAP-F(アスティア)は先頃製造中止が発表されたフィルムだけど、ハイライトの白に階調が有って
こういった旅客機の白い胴体の表情が良く出る様に思う。

暫くこういった写真から離れていて、このフィルムを使ったのは今回が初めてだったのだけども
惜しいフィルムが生産中止になるものだ。薄曇りの日は薄曇りなりの色が出て欲しいのだけどなぁ。

一方、EBXは派手。今回初めて使ってみたけど、出来の悪いネガカラーみたいな発色でハッキリ
言ってあんまり好きじゃない。 でも一般的にはこういうのがウケるんだろう。

2011-02-06

最近のレンズは大きく、重い(2)

 暫く前から、広角系、標準系、それに望遠の3本をF2.8ズームで揃えるのが
お約束の様になっていて、「大三元」なんて言い方をされているのだけども
その中の中核を占めるのが70(80)-200mmクラスの望遠ズームだろう。

 70(80)-200(210)と言う焦点域のズームは80年代には随分とポピュラーにな
って居た印象が有る。当時高校生だった僕も、キヤノンのNew FD70-210mm f/4.0
と言うレンズを使っていたのだけど、各社の主力商品の一つだった。

 キヤノンでは70-210と言う直進式のズームの他にNew FD 80-200mm f/4.0と言う
2リング式の製品も有って、こちらは倍近い値段だったし、一見スペック的には
大して変わらない様に見えて、当時はその存在意義が判らなかったっけ。

 ニコンにも、高名なAi 80-200mm f/4.0SシリーズE 70-210mm f/4.0が有って
やはり倍ぐらい値段が違っていた。

 今なら鏡筒の造りの良さとか、各文字類がプリントなのか刻印なのか、それに
コーティングや硝材の違いとか色々理由が有ったんだろうなぁと推測出来るけど。

 今では、このクラスの焦点域はF2.8が当たり前で、F4のズームはキヤノンの一部
製品
に有るのみ。

Jan.22-23rd,2011 OKINAWA

 さて、そんな訳で、僕のFDシステムの主戦レンズたるNew FD80-200mm f/4.0L
ヨメの持ち物EF 70-200mm f/2.8L IS USMを比べて見る。

New FD80-200mm F4L
最大径x長さ(mm)x(mm) 72.8 x 153
質 量(g) 675

EF70-200mm F2.8L IS USM
最大径x長さ(mm)x(mm) 86.2 x 197
質 量(g) 1,590

いやぁ、随分違うもんです(ノД`) 

 New FD 70-210 /4.0は高校時代に使っていたけど、高三の時に落下させてバラバラに
全損し、今は手元にない。

New FD70-210mm F4
最大径x長さ(mm)x(mm) 72.2 x 151
質 量(g) 705

こうしてスペックを比べて見ても、マニュアルフォーカス時代のFDレンズはコンパクトだったと
痛感する。 不便さとか開放F値とか、ちょっとずつ我慢が必要だけど。

Jan.22-23rd,2011 OKINAWA

 さて、次に80-200/2.8級の新旧対決。

 キヤノンがFDマウントに見切りを付け、絞り環の無いEFレンズに移行した事への反発も有って
大学時代にはキヤノンから離れ、ニコン(FA, FE2, F4S)を使っていた。 F4が出た時にFE2は
下取りに手放したので、以来ずっとD2Xsの導入までFA+F4Sの組み合わせで使っていた。

 このAFED Nikkor 80-200 f/2.8Sは発売されて間もなく、バイトしまくって手に入れてから随分長い
こと手元に有るレンズ。 最近フィルム回帰してキヤノンFD系を使う事が多いけど、それまではF4から
D2Xsまでずっとこれをメインで使ってきた。 コーティングとか機械部分、CPUが変更されたレンズが
現在も生産されているが、光学系は基本的には同じ物を使っているらしい

Ai AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>

大きさ 約87mm(最大径)×187mm
質量 1,300g

 まだAFが過渡期で、マニュアルフォーカスでの操作性との両立が模索されていた時代のレンズ
だけど、こいつはあんまり重さを感じないんですよね。 ボディとの重量バランスが良いのかな。

 デジタルカメラで使う事を考えると、そろそろ新しいに買い替えを考えても良い頃かも知れないけど
新しいニコンのVR70-200も、重いもんなぁ。

 それに、絞り環が無いし(ノД`)

最近のレンズは大きく、重い

最近はカメラもレンズも大きく、重くなっている。 僕がEOSをあんまり好きじゃ
ないのは、FDマウントからEFマウントに変わった際に絞り環が無くなってしまった
ことが大きな要因の一つだけど、それ以外にマウント径がまるで中判カメラの如く
大きくなりレンズが巨大化して比較的軽量だった当時の600番台のEOSとバランス
が悪く感じられた事も有る。

レンズをボディに付け持ってみると、何というかしっくり来なかったのだ。

ニコンはその点割とMF時代のレンズと比べそんなに極端に肥大して来なかった感
があるけどGタイプ化を推し進めている最近のレンズは酷い様に思う。 最近のレンズ
をあんまり買っていないのは、単に経済的理由だけじゃなく、是非とも買いたいと思う
気持ちに欠けるのかも知れない(*_*)
Jan.22-23rd,2011 OKINAWA
左は僕がA-1やT90に付けて良く使っているNFD20-35 f/3.5L、右はヨメの持ち物で
EF17-40 f/4.0L .

概ね同じような焦点域の製品で、ただ発売年次には約20年程の開きがある。FDは
マニュアルフォーカス、EFは超音波モーター内蔵オートフォーカスレンズ。
  キヤノンのサイトの情報によると

New FD20-35mm F3.5L
発売年月 1984年(昭和59年)4月
最大径x長さ(mm)x(mm) 76.5 x 84.2
質 量(g) 470

EF17-40mm F4L USM
発売年月 2003年(平成15年)5月
最大径x長さ(mm)x(mm) 83.5 x 96.8
質 量(g) 475
と記されている。 ほぼ20年の世代の差があるレンズ。

でも、FDの今から四半世紀前のレンズもとても良く写るんだよね。 しかも今のレンズより
コンパクトで取り回しが良く、ピントが合わせやすく、金属鏡胴に刻印された文字と相まって
ずっしりとして質感が高い。

この頃までのキヤノンって「追いつけ追い越せ」って言う挑戦者の姿勢が有って、このレンズ
にしてもF-1にしてもプロ機材で圧倒的なニコンの牙城に食い込むんだって意欲が前面に
出ていて、とても真摯に作られていて、だから好きなんだよね。